2025.11.19

健康経営 福利厚生

“健康に働ける”は当たり前じゃない──従業員のために選んだ「働く環境づくり」

健康経営 福利厚生

「健康に長く働いてほしい」「家族のような社員に寄り添いたい」「小さな気づきを会社の文化にしたい」
そんな想いから始まった3つの企業の「働く環境づくり」。
制度でも流行でもなく、社員の顔が見える距離で始まった取り組みには、企業の規模や業種を超えて学べるヒントがあります。

がんをきっかけに10年かけて構築──“数字”と“気づき”で守る、向茂組の健康管理

建設現場の第一線で働く人たちを、どうやって健康に守るか。
滋賀県東近江市に本社を構える【株式会社向茂組】では、約130名(グループ含む)の従業員の健康に向き合い続けています。取り組みの始まりは、10年前に起きたある社員の健康不調。がんで社員を亡くしたことをきっかけに、「数字では見えない変化」にもより目を向けるようになりました。

向 春美社長はこう語ります。
「健康診断で“所見なし”でも不調になる。その“見落とし”を減らすために、検査項目を年々アップデートしています」本年度は、オプション検査で3名の社員が再検査を受け、2名が癌などの早期発見に繋がったとのことです。

40歳以上の社員には2年に一度の腫瘍マーカー検査、眼底検査の導入、健康診断の結果はすべて社長と産業医が目を通すなど、社内での健康管理体制を徹底。有所見なしの社員にはインセンティブも設け、「健康維持」自体が評価される仕組みにしています。

建設業ならではの課題として、「高血圧だと現場に出られない」「慢性痛を抱えるドライバーが多い」なども。60代以上が1/3を占めるなか、「定年まで健康に働ける会社」を実現するため、会社全体が主体的に健康と向き合っています。
◎株式会社向茂組:https://www.mukoshige.com/

家族のような社員に“ホワイトな職場”を──喜楽が築く、地域密着の働き方改革

山口県長門市でふぐ・鮮魚通販を展開する【有限会社喜楽】。人口3万人のまちで、全国トップクラスのふぐECシェアを誇ります。驚くべきは、その急成長の裏に「家族のような職場づくり」があることです。

「小さい頃から知っている従業員が多いんです。だからこそ“雇う”というより、“一緒に働き続ける”視点で考えています」
そう語るのは専務の白石氏。

コロナ禍をきっかけに飲食店・民宿のリニューアル、EC部門の内製化など、次々と新しい挑戦を進める一方で、「今いる従業員を大切にする」姿勢を崩しません。

平均年齢45歳、従業員数25名で、働き方の柔軟性や健康への気配りは「飲食業界とは思えないほどホワイト」と語られるほど。
「新しい人を雇うことより、今いる人が健康で、元気に働けることのほうがずっと大切です」

“地方で、家族のように、健康的に働ける会社”──それが喜楽の実像です。
◎有限会社喜楽:https://www.fugu-tuhan.jp/html/page11.html

気づきから始まる健康文化──松川レピヤンの「anono」が生んだ職場の空気

福井県の老舗織物会社【株式会社松川レピヤン】は、創業100年を超える企業。社員の7割である女性が働きやすい環境づくりをはじめ、しなやかで多様性ある組織文化を築いています。

健康への意識が高まったきっかけは、先代の社長夫人が医療職(看護師)だったこと。
「健康は“数字”じゃなく、“空気”から生まれる。だからこそ、強制ではなく“共有”から始めたんです」
社内に生まれたのは、独自の「企業保健室anono(あのの)」。
「あのの」は、福井弁で「ねえねえ」と声をかけるときに使う言葉です。
気軽に声をかけられる相談場所になってほしい―そんな想いを込めて、「anono」と名づけました。

また、自分たちが健康リテラシーを高めることで、仲間のちょっとした変化にも気づき、自然に声をかけ合えるような文化を育てていきたいという願いもあります。

月に一度、コミュニティナース(保健師・看護師・理学療法士など)が来社し、健康セミナーを実施しています。セミナーでは、知識を深める勉強会に加えて、実際に体験しながら学べるコンテンツも用意。
参加した社員からは、「参加したことで新しい知識を得られた」「明日から実践してみようかな」といった前向きな声が寄せられています。

目指すのは、健康を制度ではなく“文化”として育てること。松川レピヤンの挑戦は、「健康経営=無理な仕組み」と思っている企業にこそ、ひとつのヒントを与えてくれます。
◎株式会社松川レピヤン:https://rapyarn.jp/

「制度」より「想い」が動かす、3つの企業の共通点

3社に共通しているのは、健康経営の導入理由が“制度のトレンド”ではなく、「社員の顔が見える距離感」から生まれたという点です。

  • ◉向茂組:「所見なし」でも見落とさない健康管理を
  • ◉喜楽:「雇う」より「ともに働き続ける」ための配慮
  • ◉松川レピヤン:制度よりも“気づき”と“空気”を重視

取り組み方は違っても、目指すゴールは同じ──
「社員が、元気で、安心して働き続けられる会社にしたい」
という、まっすぐな想い。

これからの“働く環境づくり”は、制度や設備よりも、
「人を見て、動くこと」から始まるのかもしれません。

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