寝付きが悪いのは呼吸が影響している？　ストレッチで不眠を改善！

デスクワークを中心とするビジネスパーソンの方に多い悩みの一つが「寝つきの悪さ」です。
「普段なかなか眠れない」「寝ているのに身体が休まらない」「肩こりが気になる」
実はその寝つきの悪さ、呼吸が大きく関係しています！
今回は、寝つき改善のための呼吸法とストレッチを紹介します。

自分の呼吸を知ろう

その場で深呼吸をしてみてください。
あなたの呼吸は、
肩が上がるような呼吸ですか？お腹が膨らむような呼吸ですか？
寝つきが悪かったり、肩こりが強い人は「肩が上がるような呼吸」を無意識でやっている可能性が高いです。

呼吸の種類

そもそも呼吸というのは、
「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の大きく2種類存在します。

胸式呼吸とは、肩が上がり、少し身体が反るような感じになる呼吸です。
肩が上がったり、身体が反ってしまうような緊張の高い呼吸は、交感神経という「身体の興奮モード」が優位になりやすいです。

腹式呼吸とは、吸ったときにお腹が膨らむような呼吸です。
肩が上がったり、身体が反るようなことはないため、副交感神経という「身体のお休みモード」が優位になりやすいです。

寝付きが悪い人の特徴３つ

(1) 胸式呼吸になっている

胸式呼吸だと交換神経が優位となり、寝ているときも「身体が興奮モード」になってしまいます。身体を休める状態ではないため、寝付きが悪くなってしまいます。
肩も上がるような緊張が繰り返されるので、結果的に肩こりも強くなってしまいます。
寝ている時に胸式呼吸であることはあまり良いことがないのです。

(2) デスクワークで猫背になっている

デスクワークで猫背になっていると、脇腹が硬くなり腹式呼吸がしづらい身体になります。
背骨の一つである胸椎が伸びづらくなり、肋骨も外側へ開きづらくなるからです。
腹式呼吸でお腹を膨らませるには、胸椎の伸びと肋骨の広がりは必要不可欠です。

(3)日常生活でストレッチをしていない

普段なかなか脇腹を伸ばす機会はないですよね？
日常生活の中で脇腹がストレッチされる機会がほとんどないので、どうしても柔軟性は落ちてしまいます。
脇腹の柔軟性が低下してしまうと、付着する胸椎や肋骨は動きづらくなります。

呼吸がしやすくなるストレッチ方法２つ

腹式呼吸をしやすくして、身体に余計な筋緊張を与えないようにするストレッチを紹介します！

ストレッチ①

図のような状態がスタートポジション
↓
片方の肘と前腕を床につけた状態で、遠くを触れるように腕を伸ばします。
（伸ばした手を見ることでより脇腹が伸びます）
↓
8秒伸ばしたら1度伸ばしたてを戻します
↓
もう一度ゆっくり手を伸ばします

呼吸は止めず、伸ばした時に8秒キープ
伸ばしている天井側の脇腹は軽く山なりになるように

余裕があれば、8秒伸ばしている時に大きく深呼吸を2回行いましょう！
吸った時にお腹が膨らむので、より脇腹がストレッチされます。

＜10回1セット＞

脇腹の柔軟性は腹式呼吸をするために非常に重要です。
多くの人は猫背で丸まってしまうことで肋骨周囲の筋肉の柔軟性が低下し呼吸をする際に広がるだけの動きがとれません。
脇腹のストレッチをするだけでも呼吸がしやすくなります。

ストレッチ②

先程と同じような姿勢をとり、今度は天井側の手を天井に向けて伸ばします。
↓
そこから床についてる側の脇の空間に腕を入れます
↓
5秒キープしたら、もう一度大きく天井に伸ばします

余裕があれば、5秒キープしている時に大きく深呼吸を1回行いましょう！

＜10回1セット＞

脇腹の筋肉のストレッチだけでなく、肋骨や胸椎の可動性を上げることで、呼吸に必要な腹部の拡張がしやすくなり、結果として呼吸がしやすくなります。

呼吸を整えてぐっすり眠ろう

この2種類だけで呼吸した時のお腹の膨らみが大きくなり、自然と腹式呼吸がとれるようになります。腹式呼吸がとれるようになれば、肩を上げるような緊張性の高い胸式呼吸が少なくなり、副交感神経が優位となり、寝付きが良くなります。

長時間のデスクワークによって、猫背になってしまったり、身体の柔軟性が低下している人はなかなか寝付きが良くなりません。呼吸はすぐに良くなるものではなく、習慣を作っていくことが必要です。

【Offi-Stretch】を活用すれば、定期的に専門家によるストレッチ（施術）が受けられるので、オフィスで働きながら簡単に習慣化でき不眠の改善にもつながります。

睡眠改善は健康経営の施策の一つとして注目が集まっています。是非【Offi-Stretch】をご活用ください。