2024.6.8

エンゲージメント 福利厚生

従業員エンゲージメントとは何か?従業員エンゲージメントが会社にどんな効果をもたらすのか解説

エンゲージメント 福利厚生

企業の業績アップ・従業員の定着率向上を達成するために注目されているのが、従業員エンゲージメントです。
従業員エンゲージメントとは、どのような意味合いのものなのでしょうか。今回は、従業員エンゲージメントの特徴、企業に浸透させるためのポイントなどについて、詳しく解説します。

従業員エンゲージメントとは何か

従業員エンゲージメントとは、「従業員が企業に対して抱く多大な信頼度」をあらわす言葉です。従業員が企業の理念・経営方針を認識して、それに基づいて自発的に行なう行動および行動するための考えを指します。
従業員エンゲージメントと同じ意味合いと思われがちなのが、従業員満足度・モチベーション・ロイヤリティなどがあります。これらには以下のような特徴があります。

◉従業員満足度
従業員が労働環境・上司や先輩に対してストレスがなく快適に働けるかを示した考え。企業の業績アップには直接的には表れない。

◉モチベーション
仕事に取り組むための動機づけに関する考え。従業員個人の考えであって、企業の経営方針とはつながらない。

従業員エンゲージメントは、個人である前に「企業に貢献するため、企業の理念を達成するためにはどうしたらいいのか」という考えが第一にあるのが特徴です。また、仕事に取り組む前だけでなく、業務中・業務完了のことも視野に入れて行動します。

あくまで自主的に企業の現状を考慮して行動するのが、従業員エンゲージメントの特徴です。

従業員エンゲージメントの影響力

近年従業員エンゲージメントの重要性は高まっています。
従業員エンゲージメントの浸透・定着が成功すると、従業員・企業にどのような影響を与えるのか、次より説明します。

離職率の低下

従来の「モチベーション」の考え方とは異なり、従業員エンゲージメントが定着すれば、業務以前だけでなく・業務の最中・業務終了後の次の展開などにも考えが及び、それらを自発的に行なう従業員が増加します。これにより起きるのが優秀な人材の育成・定着および離職率の低下につながります。

下記のようにバンク・オブ・アメリカのように、従業員エンゲージメントの改善によって、離職低下に繋がった例などもあります。

出所:Bank of America Human Capital Management Report 2020

企業の業績アップ・イメージ向上

従業員が個人単位ではなく企業理念の遂行・達成を考慮して行動するため、自発的な行動をする従業員が増加し企業内の活性化が起き、それが企業の業績向上につながります。そして顧客満足度アップ・企業イメージ向上も実現します。

従業員エンゲージメントの高い組織の特徴

従業員エンゲージメントの定着が達成できている組織にはどのような特徴があるのか、次よりその特徴を説明します。

企業のミッションが従業員に浸透している

従業員エンゲージメントの高い組織は、企業のミッションが従業員に浸透しています。
何のために、企業が存在していて、何を達成するために、今日の行動があるのかを従業員がひとりひとり理解している組織は非常に強い組織といえます。

評価制度と教育体制が明確

従業員エンゲージメントの高い組織の特徴は、評価制度と教育体制が整えられていることが挙げられます。
評価が明確で公平、業務の研修制度が整っているだけではなく、企業のミッションを従業員に浸透させるための研修なども充実していることで、業務とエンゲージメントを同時に教育できる体制が整えられるといいでしょう。
組織のミッションを浸透させられた上で、そのミッション達成のための行動や評価制度が明確な組織は、エンゲージメントが高い組織といえます。

明るい職場

社内が明るく職場環境が良好なのも、従業員エンゲージメントが高い組織の特徴です。従業員一人ひとりの動機が明確になれば企業内の人材の意思疎通もスムーズになり、社内の活性化が促進されます。

従業員同士での交流が活発になれば社内の風通しも良くなり、仕事に対する取り組みも各々が前向きなため社内は明るい雰囲気に包まれます。

従業員エンゲージメントを確かめる方法とは

従業員エンゲージメントを高めるために、定期的な従業員エンゲージメントの可視化は非常に重要です。
従業員エンゲージメントには様々な要素がありますが、業務に対する内容、業務に対する内容、身体に関する内容がおすすめです。
業務に対する内容とメンタル面に関する内容は、第三者の目から公平に判断できるように、自社で構築するよりも、エンゲージメントサーベイツールなどの導入を検討した方が良いでしょう。

また、身体面に関する内容は、従業員の健康診断の結果などもひとつの指標になりますが、健康診断では、生産性に影響を及ぼす慢性痛などのデータは得られません。
WHOや厚生労働省も、首・肩の痛みや腰痛などの慢性痛は生産性の損失の大きな課題としてあげています。

まずは自社の従業員の状態を正しく理解して、組織のエンゲージメントを高めるために、改善のための施策の導入を検討することが大事です。

従業員エンゲージメントを高める方法とは

従業員エンゲージメントの定着を実践しても、従業員一人ひとりに理解してもらわないと意味がありません。では、従業員エンゲージメントを高めるにはどうしたらいいのか、その方法を以下より説明します。

まずはエンゲージメント改善のための土台づくりをする

いくら企業に利益があっても、従業員に対してのケアが希薄だと従業員に負荷がかかり過ぎて企業全体が疲弊してしまいます。そのような弊害を回避するためにも、従業員をバックアップする制度・体制を構築することが大事です。

スキルアップ・キャリアアップのための支援・研修だけではなく、従業員の働きやすい環境整備を充実させることによって、持続的に成長することができる組織を整えることができるでしょう。

チームワーク強化に努める

社内のコミュニケーションが希薄だと伝達も不十分になり、それが原因でミスの多発につながります。そのような失敗をしないためにも、企業全体のチームワーク強化を目指すことが大事です。

チームワーク強化は社内全体の透明化につながります。風通しの良い環境でいるとお互いの意思疎通がしやすくなり、団結力も強まります。

経営方針を改めて浸透・理解してもらう

企業がどのようにして成り立ち存在しているのか、どのようなお客様に貢献するために事業展開しているのか、改めて全従業員に知ってもらうことが、従業員エンゲージメントを高める重要な要素です。

企業と従業員がどのような仕事をして収入を得ているかという抜本的なことを理解することによって、現状より発展するためにはどのような行動を取ればいいのか理解できます。ミーティングなどで従業員一人ひとりに、ビジョンを浸透させることが大事です。

まとめ

従業員エンゲージメントの実践で大事なのは、従業員にかかる負荷です。いくら労働環境を改善して働きやすい状況を整えていても、積極的に動く従業員には疲労が蓄積され、それが原因で質の低下などを招きます。
まずは、従業員の生産性につながる健康への投資は、エンゲージメントの改善をして長く働きやすい会社の土台づくりをしていくためにも、最も重要です。

そして近年、芽生えている考えが、健康管理に関する問題を従業員一人ひとりに任せるのではなく企業側がとらえることです。

労働者の健康保持増進を目的としたエイジフレンドリー補助金の活用など、健康管理の改善に取り組む企業はますます増加するでしょう。

従業員の肩・腰痛などの慢性痛の予防改善には、弊社の「オフィストレッチ®︎」がおすすめです。国内初の整形外科医監修企業向けフィジカルケアサービスで、理学療法士を派遣し、運動指導やヘルスリテラシー向上研修、不調改善のための施術を行なっています。

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